青空の紙ヒコーキ

「ブレスレット…とかは?」

「いいんじゃない?」

「つーか…さ…
男からアクセもらって嬉しいんかな?
梨絵の趣味じゃなかったらぜってー付けてもらえねぇよな。」

「好きな人からのプレゼントならなんでも嬉しいんじゃないかな?」

「梨絵の好きなやつなんて誰だかわかんねぇだろ!?」

「まぁ…告白してみないと…ね。」

「だろ?
これ…渡せっかなぁ…。」

「あとは久哉の根性次第。」

「なんでいきなり厳しくなってんだよ?」

「そうかな?
大丈夫だって。
まずは気付いてもらうことが大事だろう?」

「そりゃまぁ…
俺だって最初っから両想いとか思ってねぇし。」

「あれ?そうなんだ…
なんか意外…。」

「なんだよそれ!?
俺が自意識過剰なやつみてぇじゃねぇか!?」

「いやいや、そうじゃなくて。
あ、それにするの?」

「お…おお。
告って、両想いだったら渡す。
ダメだったら、両想いになるまで取っとく。
で、完全にダメになったときは焼却処分する。」

「焼却処分しちゃうんだ…。」