何を想ってそんなことを言ったのかは分からないけど…

でもなんだかんだ言ってその言葉が嬉しかった。
はるの気持ちも嬉しかった。



『陽と話せないの…辛いよ。』

そう言われたとき…

無性に抱きしめたくなった。

なんとか押さえたけど。

自分の言葉に混乱してるはるを抱きしめてしまったら、それこそ取り返しがつかないような気がしたから。


俺も辛かったよ、はると話せないのは。

だから今ここで、

君がこうして俺に寄り添って寝ていることが幸せだ。



もう…
言おうか。


この気持ちを。


『はるのことが…好きだ』と。