「はる?とりあえず座ろう。」

「え!?あ…うん。」


動揺してる。
はるのほうが…


離陸した。
でも俺らは無言。



「はる、大丈夫?
結構この浮遊感得意じゃないでしょ?」

「うん…なんか耳がヘンになるから…。」

「もうちょっとの辛抱だから。」


俺はそう言ってはるの頭を撫でた。


「うん…。」

小さい声が返ってくる。