咲良ちゃんと教室で話すのは



久しぶりで泣きそうになる




「麻実が心配してたからさー…翼も何気に千夏のこと気にかけてるもんねー?」




と、咲良ちゃんがニヤニヤしながら翼君を見た




「うるさい」




翼君は咲良ちゃんを蹴った




「いったいなーっ」




やっぱり和むな




「まぁ、どうにかやってるね。たまに様子見に来るから〜」




咲良ちゃんはあっという間に自分の教室に戻って行った




「咲良ちゃん、高校入って変わってないね」