「あたしも先生のお気に入りになりたーい」


真由子が頬を赤く染めて、恥ずかしそうにそう言った。




「……そ、そう」


だったら早くアイツのお気に入りになってよ。




「あーあ、葉月が羨ましいー」


真由子が唇を尖らせて、グラウンドに視線を向けた。




「はあ……あっ!伊吹先生だ!!」


真由子が伊吹を見つけたとたん、満面の笑顔になった。




「……へえ」


みんなして伊吹伊吹ってうっさいのよ。




私の前で伊吹伊吹って言わないでよーっ。


私はアイツが大ッキライなんだから。




ていうか、ほんと顔も見たくない。