……それはそれから一週間後のことだった。




ピーンポーンッ


部屋の片付けをしていると、突然インターホンが鳴った。




「ん?」


こんな時間に誰?




ガチャッ


私は急いで家の玄関を開けた。




「はーい」


玄関を開けると、見知らぬ女の人が立っていた。




「あのっ……どちら様、ですか?」


お母さんの友達かな?




「あっ、突然押しかけてしまってすみません。……私、藤沢美奈子と申します」


女の人はそう言うと、頭を下げた。




「あっ、初めまして」


私も軽く頭を下げた。