かわいそうに…

ちょっと昔の話になります。

わたし達、血縁者のご先祖は力の強い、呪術師だったんです。

しかし時代と共に、廃業になりました。

そこまでは良かったんでしょう。…時代的にも。

しかし呪術師は己の血にまで、その術と力をかけていました。

…ゆえに我らの血縁者は、強く人を惹き付けるのです。

そして酷い目に合わせたり、殺したりなんてするものならば…生きたまま、地獄を味わうのです。

わたし達血縁者は、そんなふうに地獄を味わう人々を、この目に焼き付け、生き続けなければならないのです。

だって、誰にも解決法を知らないんですから。

そうまるで、『呪い』のように―。

ああ、そう考えると、わたし達血縁者達も、

『かわいそう』…なんですね。