秘密な私の愛しき人

「うるせーよ」


琉ちゃんが樹さんの頭を軽く叩いた。


「そういえば穂樺。買い物行かなくても大丈夫なわけ?」


洸くんが何気なく聞いてきた。



あっ!



私は急いで冷蔵庫の中を見た。

「やっぱりι」


冷蔵庫の中には4人分の食材はなかった。


「食材足りないからちょっと買い物に行ってくるね!」


私は急いで財布を持った。


「ちょっと待てよ、穂樺。1人じゃ危ねぇだろ!?」



まだ6時過ぎだが冬のせいで外は暗くなっていた。



「俺がついていく」


琉ちゃんがそう言ったけど…



「駄目だよ!琉ちゃんといるところを見られたら…」


もしそうなったら変な噂がたつかもしれない…
そして結婚していることがバレたら…今までのことが水の泡になる。