幸せな音色

「よいしょっと」


「女の子にこんな高い所の本片付けさせるなって感じだよな〜」

『あ・・・うん、ありがとう』


慧クンに本を片付けてもらったのが私の恋のはじまり。


それから私は慧クンに少しでも近づきたくて、慧クンと同じクラブに入った。


慧クンと出会わなければ私・・・クラリネットとも茜とも出会ってなかったって思ったらなんだか不思議な感じ。




最近は茜が協力してくれるから慧クンとしゃべれる時間が前よりずっと増えた。


茜は辛いんだろうな・・・

ごめんね??