『でも・・・』



実はちょっと嬉しかったのは内緒だ。



早川の自転車の後ろに乗せられて私の家へと向かう。



『早川・・・??
ありがと・・・・・・』



私は聞こえちゃうんじゃないかってぐらい心臓をバックンバックンさせながら早川にいった。



「はははっ、つか慧でいいし!!」



『うん。』



慧がんで泣いてたのか聞いてこないのが私にはちょっと有り難く感じた。