篠は問題用紙から顔を上げると、私の肩に手を置いて


「すごいじゃん!!純那にしたら、かなりの正解率かも」


目をキラキラさせながら言うから、私も嬉しくて飛び上がりそうになる。



「後は、配点次第かな……」



配点か……



後で真咲先生に聞きに行こうかな。


やっと、肩の荷がおりた感じだよ。
私は篠と柚子のクラスに行った。

柚子は私達を見つけると、はしゃぎながら私達の元に来た。


「純那!!どうだった?」


柚子も目をキラキラさせている。


「なかなか良い感じだよ」


何故か篠が答える。


「マジ!!良かったじゃん」


柚子は私にギュッと抱きついた。


私達3人は、手を取り合いはしゃぎながらグルグルと回っていた。