「……分かった」

そう言った私の頭を撫でながら、笑顔で頷く先生。



その時


「……あの、暑いんですが。2人共私が居る事、完全に忘れて居るでしょ?!」



あっ……


忘れてました。



「ごっ、ごめんっては!!」

私は先生から離れて、隣に座る柚子にくっ付いた。

「別に、全然良いんだけどさっ」

って、怒ってんじゃん!!

「滝沢、悪いな。純那は俺のもんだ」

そう言うと、先生はニヤリと笑った。

「ちょっ…!!先生!!なっ……」

慌てふためく私を見ながら、2人は笑って居た。


もうっ!!
柚子も先生も、私で遊んでたの?!


「2人共知らないっ!!!」


怒る私に、更に大爆笑する2人。
私って、そんなにいじられ役だっけ?

それにしても、先生も柚子もドS過ぎ。


はぁ~~~~


とため息をつくと、私は柚子と共に先生ん家を後にした。