李衣ってば、うけるー!!!

ありえねぇ!代表者に選ばれてんのに、会議に遅刻かよっ!!

流石だな…くくっ…笑いが止まんねぇけど、無理矢理止めた。

王子が大笑いしてたらおかしいだろ…?

つか、李衣…隣の奴と仲いいのか…?

イラッ…

ムカつく…李衣の奴…俺をこんな想いにさせやがって…

後でシメてやる!!

とにかく俺は、李衣と隣の奴をチラチラ気にしていた。


そして、ホール移動。

「…どうしたんです?中谷くん」

ん?誰コイツ…俺、自己紹介聞いてなかったから、わかんねぇ。

しかも笑わねぇし、人形か?

「ん?…何がですか?」

俺は、王子スマイルで対応した。

「いえ…眉間にシワがよっていたので…」

ソイツは顎に手をあて、考え込むような顔をする。

うっわ!!やべぇ…王子が崩れる…