「……風瀬夢遊…1−D仮生徒会候補」

……仮生徒会候補???

あっ!!あたしの番だっ!

「え…えと…麻咲李衣です。1−でぃ…っいったぁ!!!」

Dの部分で、舌噛んだー(泣)

あたしの失態をカバーしてくれたのが、高橋先生。

「コイツは1−Dの仮生徒会候補だ」

……ん?また仮生徒会??

しかも、あたしいつ候補になったんだろ?

「仮生徒会は、3年になったら生徒会に入ると決まった人のことを言う。行事には全て強制参加。手伝いも強制」

高城先輩が、説明してくれた。

うぇー…なんでそんなのに選ばれたのぉー?

「お前らは、まだ1年だから候補なんだ。仮生徒会の候補。だから良さそうな奴を、俺ら教師が推薦する」

推薦…?

「なんで推薦なんかしたんですかぁ!!」

あたしは猛反論。

「面白そうだから」

えぇー!!それだけっ?!

しかもなんで、面白そうとか言われてんの?あたしっ!