【完】甘辛ダーリン絶好調♪


「は?何のこと?」

……………なかったことにする気?

「だからっ!今更元カノのあたしの所にくるなんて、何が目的かって聞いてんの」

少し声のトーンを低くしたあたしに、疾風は苦笑いした。

「ただの移動だよ」

…ただの移動?…そんなわけないよ。
信じられないし、疾風がわざわざここにくるんだから、ちゃんとした理由がないわけない。

「ちゃんと話して」

「い…や…」

言葉を詰まらせる疾風。

もしかして…?

「美代…さんのこと?」

あたしの一言で、疾風の顔色…いや…瞳が惑い、揺れた。

「やっぱり」

「李衣には…李衣には関係ない…」

「関係ないなら、なんであたしを呼び出したりすんの」

「そ…れは…」