「疾風くん…もしかして、浮気…?」

李衣も意外とカンがいいな。

電話の向こうで、必死に弁解するソイツ。

惨めだな…

李衣を見ると、激しく燃えていた。

「……疾風」

『は……い?だ…ら…は李……けだ「黙れカス」…す………ん…し…』

だいたい、李衣がいんのに浮気すんのがわりぃな。

李衣は、かなりムカついてるみたいだ。

それだけ好きだったってことなんだけど、少しモヤモヤすんのは気のせいか?