「おはよう。麻咲」

ん?振り返ると、胸。

上を見上げると、風瀬くん。

「あぁ、風瀬くんか〜!!おはよー」

あたしは、にこっと笑った。

「ん」

何故か風瀬くんも少し口元を緩めた。

初めて見たなーこんな顔。

「今日からよろしくな」

まだ笑ってる風瀬くんに、少し心が落ち着いた。

「うん!役に立てるかわかんないけど、それなりに頑張ってみるね♪」

「それなりってなんだよ」

「ふふっ」

2人の周りは和やかな空気で包まれていた。





そして、あっという間に放課後になり、あたしはジャージ姿になった。

仮マネだから、お茶補給とか、応援とかしとけばいいって言われたし、あんまりハードではないのかな…?

あたしは風瀬くんとともに、体育館へ向かった。