俺は、李衣達を家に呼んだ。

李衣と小宮間は、俺の家がデカいらしくて、びっくりしてた。

普通だろ。

中に入ると、李衣に落ち着きがないことに気付く。

「何そわそわしてんの?」

「いや…高級すぎて…その…」

何だよそれ。

「李衣ちゃん?コイツの部屋、最上階だよ?」

琥桃の一言で、さらに落ち着きがなくなった。

部屋に入ると、図々しくも小宮間が、

「やっばー!!奈葉、こんなに広いとこお初だしーっ」

デカい声で叫びだした。

うっざ…コイツ、もろ俺の嫌いなタイプじゃねぇーか。

俺の眉はピクピクしだして、李衣がそれを見てか、『黙れナス』と言って、小宮間を黙らせた。

やるな。李衣も。