春樹達の視線は瑞穂、黒田瑞穂に集中した。その瑞穂は魂の抜け殻さながらで、陸を見ているはずなのに、その目はどこか遠くを見ている。そんなふうに思えた。
「瑞穂さんは一度K県まで訪れ、そこでケムンドウの名で五人に手紙を出した。消印からそう判断することになったのですが。そして美紀ちゃんのことを匂わせ、皆を魔念村に呼び出すことに成功したのです。公民館にあった手紙は、その時置いたものでしょう。黒いマントや鴉の嘴、鈴音ちゃんの遺体の回りに落ちていた葉っぱも準備して、自分の部屋にでも隠しておいたのだと思います」
「嘘だろ? 陸、お前の勘違いじゃないのか? そんなんで瑞穂が犯人だと云い切れない」
春樹は首を振り、認めたくないようだった。
そんな春樹に視線を合わせるのが辛くなり、陸は誰とも視線を合わすことなく説明を続けるしかない。
「瑞穂さんは一度K県まで訪れ、そこでケムンドウの名で五人に手紙を出した。消印からそう判断することになったのですが。そして美紀ちゃんのことを匂わせ、皆を魔念村に呼び出すことに成功したのです。公民館にあった手紙は、その時置いたものでしょう。黒いマントや鴉の嘴、鈴音ちゃんの遺体の回りに落ちていた葉っぱも準備して、自分の部屋にでも隠しておいたのだと思います」
「嘘だろ? 陸、お前の勘違いじゃないのか? そんなんで瑞穂が犯人だと云い切れない」
春樹は首を振り、認めたくないようだった。
そんな春樹に視線を合わせるのが辛くなり、陸は誰とも視線を合わすことなく説明を続けるしかない。


