ボクの読んでいた本は赤オニが町に出て暴れるけど、町の人たちの知恵を集めて協力して赤オニを町から追い出す、という話だった。 ボクはこの本が好きでもうこれで読むのは3回目になる。 「...そうなんだ」 消え入りそうな声でボクは言った。それがボクの精一杯だった。