ボクは――怖かった。 1人でいたボクを救ってくれたのはアンドウ君だ。だけどアンドウ君の味方をしたら、今度はボクがいじめられてしまうんじゃないかと思って、どうしてもアンドウ君に声をかけることができなかった。 アンドウ君がボクに謝りにきてくれたことがあったけど、ボクはみんなの目が怖くて適当な返事をしてしまった。 このままじゃいけないと思っていたとき、ある出来事が起こった。