花音は困ったような顔をしていた。 「…弥生を思い出してたの?」 花音には何でもバレちゃうんだ。 「弥生に逢いたいよ。」 花音や陸人には本音を言える。 花音はあたしに向かって悲しそうな顔をした。 「高橋っ。」 あたしと花音のもとにある男子がやってきた。 こいつは佐々木大輔。 高校3年間、同じクラス。 中学も一緒だった。 クラス違ったから高校入学して友達になった。