さすがに自分の荷物を人には持たせられない。



ましてや、彼氏になんて…。



すると、弥生はあたしにデコピンした。



痛いんだけど…。



あたしは額をさすりながら弥生を睨んだ。




「何すんのよっ!!」




「誰が彼女に荷物持たせんだよ、バカ女。」




弥生様の口悪ぶりは健在のようだ。




「バカ女って何よ…。」




「そのまんまですが?」




この感じ、懐かしい。



中学の時に戻ったみたい。




「弥生…あたし幸せだよ。」