あたしは弥生を見た。 …あれ? 耳まで真っ赤だし…。 「迷子になるだろ。」 弥生はあたしをみようとしない。 あたしはそのまま弥生の手を握った。 絶対、あたし…真っ赤だ。 「何か食うか?」 「…りんご飴っ!!あと、わたがしも食べたいっ。」 あたしは他にも食べ物を思い浮かべた。 弥生はそんなあたしを見て、笑った。 結局、りんご飴とわたがしを買った。 「何で俺にわたがし持たせんだよ。」