5時間目が終わった後、あたしは保健室を出て教室に向かった。 すると、こちらに向かって来る見慣れた姿があった。 「弥生っ!!」 弥生はあたしに気付くと駆け寄ってきた。 「もう大丈夫なのか?」 「授業にちゃんと出なさいよっ、バカっ!!」 弥生は苦笑いした。 「バレたか…。」 「授業出ないと、あたしみたいにバカになるわよ。」 と、あたしは弥生の背中を叩いた。 「あー…それはやだ。」