「凄く寂しい心を
私なら癒せるんじゃないかと
思ったのです。」


「何故癒せる?
目が見えないのに。」


「分からないんです。
ポンやエンゼと出会った時は、
仲間と感じたんです。
けどバンは仲間ですけど・・。
違った仲間なのです。」


「違った仲間?」


「ええ。
バンが人間になったら、
私達や村中の人々を、
助けてくれる仲間じゃないかと、
思えたのです。」


「助けてくれる仲間・・。」


「ええ。」


「そうなんです。」


マリーの後ろから、
ポンとエンゼが現れたのです。