「宮沢ーっ」


俺は奈々子の友達の宮沢を呼んだ。




「あっ、咲田君。どうしたの?」


宮沢が俺に駆け寄ってきた。




「なあ、奈々子どこに居るか知んねーか?」


俺は宮沢に問い掛けた。



「奈々子なら保健室に居るよ」


宮沢がサラリと答えた。



「保健室?」