キーンコーンカーンコーンッ


そんなことを考えていたら、チャイムが空しく鳴り響いた。




「…………」


授業をマジメに受けている私の横で、梅村君が私をジィーッと見る。




「……なに?」


さっきから、すごい視線を感じるんだけど……。



「……別に」


梅村君は黒板の方を向いた。