「しのぶー中庭行こっ」

授業が終わったあと、急いで忍の所へ駆け寄った。




「……ん」


「早く行こっ」




私は忍の腕を引っ張った。




「……わかったわかった。そんなに引っ張るなって」


忍が私の手をギュッと握る。




「あーお腹空いたあ」


「……はいはい」