「珍しいよね?アンタたちがケンカなんて。いつもラブラブなのにさ」


結花がパックのイチゴミルクを飲みながら言った。




「……そうかな?」


お弁当を食べる手が止まる。




「うん。ちょっとのケンカでも、すぐに仲直りするじゃん?」


結花はそう言うと、お弁当の卵焼きを頬張った。



「…………」