「……じゃあねー奈々子。また月曜日に」


「うん。バイバイ」




放課後になり、結花は満面の笑顔を浮かべると、手を振って帰って行った。




「……はあ」


ため息をつき、隣りの席に座る梅村君に視線を向けた。




「ん?」


ニカッと爽やかな笑顔を浮かべる梅村君に、少しだけイラッとした。