梅村君はそう言うと、私の髪の毛に触れた。




―――ドキッ


?!




えっ……なっ、なに今の。


ど、ドキッってなった。



……だっ、ダメだよ私。

こ、こんなヤツに惑わされちゃ。




コイツ、絶対裏があるし、誰にでもそういうこと言ってるんだから。


信じちゃダメだよ。