『……。』

「……。」


しばらくお互い無言が続いた。


でも、あたし的には決して気まずいものじゃなくって…、


すっごく居心地がいい。


廉はどう思っているかはわかんないだけどね。



それに廉を眺めていて、気がついたことがある。


それは…、


あの時と同じように、


ただ一点を見つめて、


空を見つめている、


ということ――。