『あのねー。あのねー。』 「いや、私、まだ質問に答えてないんですけど。」 なんていう、麻里が冷静な質問してきたけど…、 もちろん無視無視★ 最初は納得いかない感じの麻里だったけど、すぐに無駄だと思ったのか、大人しく聞く態勢になった。 『昨日、東条廉と喋ったんだぁー。』 「何バカなこと言ってんのよ。」 麻里は聞きながら、ため息をつく。 あたしが嘘ついてると思ったらしい。 そりゃ、あの東条廉だし。 疑う気持ちはわからなくはないけど。