「東条って梨花子ちゃんの彼氏じゃないの??」

「なんで梨花子ちゃんをほおって、他の女のところ行くわけ??」


…あー。ったく。


ゴチャゴチャうるせぇ。



『黙れ。』


俺はかなりドスをきかせた声を出した。


一気に辺りが静まり返る。




『俺の彼女は、鈴だけだから。』


そして鈴の肩を抱き寄せた。


鈴はさっきまで泣いてたのに、今は顔を赤くしてる。


…こんぐらいで赤くなるなよ。


もっとスゴいこと、これから言うんだから。