「っていうか、梨花子ちゃんと廉は付き合ってるんだよ!!」

「そうだよ。いい加減現実みろよ。ブース。」


批判はひどくなるばかり。


中には暴言が紛れ込んでる。


なんだか周りがみんな敵になったみたい。


あたしはどんより曇り顔。


梨花子さんは何かを思いついたような表情をした。


「そうだよ!!」


突然、声を張り上げた梨花子さん。


な、何事…??


あたしの目にはうっすら涙が浮かんでいて…。


これ以上、大事になって欲しくなかった。