「今、廉を待ってたんだぁ。」梨花子さんはこれを周りに聞こえるように強調した。


周りにいた人たちは一斉にこちらを向き、梨花子さんがここにいる驚きを隠せないよう。


この人…。


何がしたいの??


わかんない、わかんないよ。


『何が目的なんですか??』

「ん??廉と一緒にいたくって。」


…全然答えになってないよ。


それに、ものスゴいスピードで野次馬が増えてる。