走って、着いたは体育館裏。


かなりのスピードだったから…、
息がハァハァいってる。


「アンタ、さっきから大丈夫??」


麻理の一言に胸がドキッと高鳴る。


そうだよね…。


麻理も知ってるんだ。


あんなに大々的にニュースでやってたんだもん。


知らないはずがないよね。



『何のことー??』


あえて笑ってごまかした。


いつから、こんなになっちゃったのかな。


昔のあたしはわりと自分勝手で…。


麻理の都合なんて気にせず愚痴ってたのに。


今は遠慮してる自分がいる。