スッ


突然、梨花子に身を引き寄せられた。


そして、その後、雷のような光に包まれる。


何が起きたのか、全くわからなかった。


「行った…。」


梨花子が呟いた。


行ったって…。


何が行ったんだ??



「ねぇ。」


梨花子がふと口を開く。


さっきの傷ついた顔とは180度回転した、強気な顔で。


なんだか、嫌な予感がする。