そう反論するあたしに対して、麻理は優しく笑った。 「きっと…何か事情があるんだよ。」 『事情??』 「ホラ、廉くんって芸能人だし。スキャンダルとかイメージとか色々…。」 正直驚いた。 麻理に言われるまで、そんなの考えもしなかったよ。 『事情、かぁ。』 「うん。それか…悩みがあるとか。」 …悩み?? その言葉を聞いた途端、廉とあの日交わした言葉が浮かび上がってきた。