「悪いけど…パス。」 キッパリと断った空守君に、こちらを見ていた女の子たちは、“やっぱりダメかぁ〜”と言わんばかりの顔をしている。 静乃も、“そっか〜。”とますますガックリと肩を落とした。 空守君は、あんまり花火大会とか好きじゃないのかな…。 それとも…… 彼女さんと、どこかに行く予定とかあるのかな…。