“よろしくね?”
冷たく、短く返した
“頑張ります!”
百面相を隣で見つめた
“良い文化祭にしよう!”
少し、微笑んだ
“皆が主役になれるもの”
実現してやりたいと思った
“黒猫仕様になっております…”
照れたのが可愛くて頭を撫でた
“まっかせなさい!”
気遣った笑顔が気になった
“ゴメンナサィィィ!!”
脅え、震え泣く姿が見てられなくて優しく抱き締めた
“私も手伝うね!”
暗いのに手伝うと言った
俺が風邪を引いたのは自分のせいだと面倒を見てくれた
姉貴に頼まれてだが週に一度は旨い飯を作りに来てくれた
どれだけ冷たくしても、変わらず暖かい笑みを返してくれた
隣に、春野がいない…?

