――「ほんとに、もういいの?」 次の日。 「うん。それより今は…早く忘れたいから。」 平静を保つには、輝先輩のことを忘れるしかない。 「何を忘れたいん?」 またまたあたしらの会話に、横から琉唯が入ってくる。 「琉唯には関係ないこと。」 言ってから、あたしは自分の席に着いた。 「はぁ?…何やねん…?」