無気力少女

「ケイ、どうかしたか?」



ゆっくりと撫でてやる。



「ヒコ、帰っちゃったと思った」



まぁ、30分もいなきゃね。



「今日は泊まり。



ケイのそばにいるって」



ぎゅっと布を掴む手が強くなった。



真未が言ったように



甘えてるなぁ。



すっげぇ嬉しいんだけど。