無気力少女

「失礼します」



久しぶりのケイの家。



懐かしい。



「あ、そうそう。



お願いがあるんだけどいいかしら」



「いいですよ」



「お粥をケイの部屋まで



持ってってくれないかしら?



この後出てかないと行けないから」



「あ、はい」



「ごめんなさいね。



こんなこと頼んじゃって」



「いえ、構わないです」