「だってヒコが」



「ケイが変なこと言うからだろ」



「ヒコがいけないんじゃん」



「ケイだろ」



「ヒコ・・・あ」



ケイが声をあげた先には



ケイのお母さん。



結構、大荷物で大変そうだ。



「ヒコ、また明日ね」



「気をつけろよ」



「すごそこだよ」



そう言って笑って



お母さんの元へ駆け出していった。