―――… 「ほら。」 いきなりズイッと 目の前に差し出されたのは さっき佐々くんが夢中ですくった 金魚がはいったビニールの袋。 「やるよ。」 「///ほんとにいいの?」 「あぁ。っつーかマジで2匹でよかったのかよ?」 「うん!だってさ、あんまりたくさんとっちゃってうまく育てれなかったらかわいそうだし、2匹ならこのコたちも寂しくないでしょ?」 「ふーん。琴子らしいな。」 あたしは佐々くんにとってもらった金魚が 妙にうれしくて 袋を上の方にかかげてみた。