やがて二人で時間差を置き、達した。


 治登は行為が終わってしまうと、喉がカラカラに渇いていたので、冷蔵庫から取り出して置いていたビール缶に口を付ける。


 アルコールを喉奥へと流し込むたびに、治登は疲れが癒えるのを感じていた。


 ゆっくりと時間が流れていき、やがて直美が、


「今からお風呂に行こうよ」


 と言った。