「かもな。」


俺の切り替えリの早さに礼二は驚いた様子だったが直ぐに戻った。


「そう言えばさ、文化祭俺も前半なんだよね~。姫香ちゃんと一緒に回れないなら俺が一緒に回ってあげようか?」



「却下。」


俺がそう言うと礼二はショボンとした。


「わかってたけどさ、そんな即答しなくても…」


嘘泣きをする礼二。


ウザイと思っていたけど、初めて同じ歳の男子と友達ができた。


本当の性格を出せることを少し感謝している。