授業中にドキドキしながら書いたメモ用紙が輝から戻ってきてゆっくり開けた。


『バ~カ知ってるよ。』


(バカって何!)


私は輝の方を見て顔を膨らませると輝は隣でクスッと笑った。

輝の笑顔を見て私はホッとした。


今日は始業式ということで授業が3時間で終わり、私は教科書を鞄に入れていた。


3時間目の授業の時、コウ君が居なかった事に気づいてた私は後ろの机を見た。


「お嬢様、お車が迎えに参りましたので帰りましょう。」


「あ…うん!」


コウ君の事は気になったが、私は車に向かった。